登録文化財に認定された江戸時代の醤油蔵を、カフェ、ショーキッチン、バーがあり、見学者を受け入れることの可能な地域に開かれた蔵へと改修した。
2016年の熊本地震で傷んだ伝統的ナマコ壁を復活し、室内では傷んだしっくいをはがし、古い土壁の下地である竹小舞を露出して、時間という存在自身を、インテリアの主役とした。太い木組みの美しさを邪魔しないように、照明器具、什器、家具も極力、細く、薄いものとした。