呉市音戸市民センター
日本 広島県 呉市
隈研吾建築都市設計事務所
瀬戸内海の音戸町の海岸に建つ、多目的ホールと図書館を含むコミュニテイセンター。
瓦屋根の民家が続く島の美しい景観に配慮して、海を臨む大きな縁側のようなテラスを持つコミュニティの交流施設を、本瓦で葺いた瓦屋根で覆った。建物の前面には、古い民家の屋根に使われている本瓦と呼ばれる半円形断面を持つ伝統的瓦を用いて、光を透過する瓦のパーゴラを作り、夏の日差しを遮る、市民に開かれた半屋外空間を作った。
外壁は白壁と南京下見板貼の組み合わせとし、南京下見の縦桟の位置をランダムにすることで、瀬戸内海の海面と響き合うような波動が生まれ、公共建築に、暖かさとやさしさを持ち込むことができた。
瓦屋根の民家が続く島の美しい景観に配慮して、海を臨む大きな縁側のようなテラスを持つコミュニティの交流施設を、本瓦で葺いた瓦屋根で覆った。建物の前面には、古い民家の屋根に使われている本瓦と呼ばれる半円形断面を持つ伝統的瓦を用いて、光を透過する瓦のパーゴラを作り、夏の日差しを遮る、市民に開かれた半屋外空間を作った。
外壁は白壁と南京下見板貼の組み合わせとし、南京下見の縦桟の位置をランダムにすることで、瀬戸内海の海面と響き合うような波動が生まれ、公共建築に、暖かさとやさしさを持ち込むことができた。