雲の上の図書館 / YURURIゆすはら
日本 高知県 高岡郡梼原町
隈研吾建築都市設計事務所
高知と愛媛の県境で「雲の上の町」のニックネームを持つ梼原町の中心地区に建つ、子供から年長者までが集う、図書館/福祉施設の複合体。体育館・こども園と芝生広場をはさんで向かい合う、多世代の交流するコミュニティのコアが生まれた。
図書館では、森の町梼原にふさわしい、木漏れ日のふりそそぐ森のような空間を、鉄と杉の混構造で実現した。フラットな床ではなく、大地のように起伏のある床を作り、盛り上がった大地はステージともなって、トークやコンサートなどのさまざまなイベントに利用できる。図書館の中では皆裸足になり、杉を圧密して作った木の床のぬくもりを直接感じることができる。来館者は、気に入った場所に寝転んで、自分の「家」にいるようにして、本を読み、一日をゆっくり過ごしている。
図書館と向かい合う福祉施設では、梼原の和紙職人、ロギール・アウテンボーガルトによる梼原の木の皮を漉き込んだ和紙が多用され、あたたかく、やわらかい福祉施設が実現した。
図書館では、森の町梼原にふさわしい、木漏れ日のふりそそぐ森のような空間を、鉄と杉の混構造で実現した。フラットな床ではなく、大地のように起伏のある床を作り、盛り上がった大地はステージともなって、トークやコンサートなどのさまざまなイベントに利用できる。図書館の中では皆裸足になり、杉を圧密して作った木の床のぬくもりを直接感じることができる。来館者は、気に入った場所に寝転んで、自分の「家」にいるようにして、本を読み、一日をゆっくり過ごしている。
図書館と向かい合う福祉施設では、梼原の和紙職人、ロギール・アウテンボーガルトによる梼原の木の皮を漉き込んだ和紙が多用され、あたたかく、やわらかい福祉施設が実現した。