INIAD HUB-1東洋大学

© Kawasumi • Kobayshi Kenji Photograph Office
旧赤羽台団地の丘の上に、建物ではなく、広場を主役とするキャンパスを作った。2棟の建築の間にL字型の広場をデザインし、その広場が隣接敷地の広場へとつながり、道路をはさみながらも活動が連動していくような、街と一体化し、街に開かれたキャンパスデザインとした。
建築のファサードには、木のプリントをほどこしたアルミパネルを用いたやわらかなスクリーンを付加し、それによって、日射をコントロールし、空調用屋外機を覆った。木の質感を持つスクリーンによって縁側状の中間領域を付加することで、外壁にやわらかな表情を与え、通り抜け型の広場にヒューマンでインティメートな雰囲気を与えることができた。
設計:東洋大学赤羽台キャンパス新校舎設計監理共同企業体(隈研吾建築都市設計事務所、戸田建設、日本設計)
構造設計:東洋大学赤羽台キャンパス新校舎設計監理共同企業体、戸田建設
設備設計:東洋大学赤羽台キャンパス新校舎設計監理共同企業体、戸田建設
施工:戸田建設